TOP(ドバイ不動産投資開発・売買仲介なら|D.D CREST) » コラム » ドバイで法人を設立するには?メリット・デメリットから費用・手順まで「損しない」進め方を徹底解説

ドバイで会社を作ること(法人設立)を考えたとき、多くの人が最初につまずくのが「何から考えればいいのか分からない」という点です。
こうした疑問は、決して特別なものではありません。
ドバイでの会社設立は、日本の会社設立と前提が違います。断片的な情報だけで判断すると、かえって混乱しやすい分野です。
この記事では、「設立すべきかどうか」を判断するために必要なポイントを、制度の細かい話に入る前に、考え方から整理します。
「まだ設立するか迷っている」段階でも、読み終えた頃にはフリーゾーンと本土の違い/必要条件/費用感を比較できる軸が手に入る内容になっています。
目次
ドバイでの法人設立は、「とりあえず設立できる場所を探す」から始めると、後から修正や追加コストが発生しやすくなります。
損しないために、まず最初に整理しておきたいのは次の3点です。
この3つは、法人設立の「前提条件」です。
ここが曖昧なままだと、フリーゾーンを選ぶべきか、本土を選ぶべきか、どのライセンスが必要かを判断できません。
逆にいえば、この3点が固まると、次が自然に絞れます。

フリーゾーン法人とは、ドバイ政府が指定した「フリーゾーン(経済特区)」内で設立する法人のことです。
主に海外向けビジネスやスモールスタートの法人設立に向いており、日本人がドバイで最初に設立するケースとして多く選ばれています。
フリーゾーン法人には、以下のような特徴があります。
法人設立のハードルが低く、初めての海外法人として選ばれやすい点が特徴です。

メインランド法人とは、ドバイの一般商業エリアで事業活動ができる法人のことです。
ドバイ国内での営業や取引を前提としたビジネスに向いています。
メインランド法人には、以下のような特徴があります。
現地ビジネスを本格的に展開したい場合に適した法人形態です。

ドバイで法人を設立するための条件は、フリーゾーンかメインランドか、どんな事業を行うかによって細かく変わります。
ただし、どのケースでも事前に必ず確認しておきたい共通の条件があります。
ここを押さえておくことで、「設立できたのに思ったように動けない」といった失敗を防ぎやすくなります。
ドバイで法人を設立する際、最初に決めるべきなのが事業内容です。
「何をする会社なのか」によって、取得すべきライセンスが決まります。
事業内容が曖昧なままだと、想定していた業務がライセンス上できないことがあります。
その場合、後から修正や追加申請が必要になります。ポイントは、自分の事業内容を一文で説明できる状態にしておくことです。
それだけで、ライセンス選びのズレを防ぎやすくなります。
ドバイでは、法人ごとに「どんな活動をしてよいか」がライセンスで定められています。
この範囲を超えた活動は、原則として認められていません。
「これくらいなら大丈夫だろう」と思っていた業務が、実はライセンス外だった、というケースも少なくありません。
そのため、予定している業務内容を洗い出し、ライセンスで認められる範囲と一致しているかを事前に確認することが大切です。
ドバイでは、会社名にも一定のルールがあります。
使用できない単語や、表記に関する決まりが存在します。
例えば、
・宗教や政治に関わる表現
・誤解を招く言葉
・特定の肩書きを含む名称
こうしたものは使えない場合があります。
会社名がルールに合っていないと、申請が差し戻され、設立が遅れる原因になります。
候補名は複数用意しておくと安心です。
ドバイでは、法人設立にあたりオフィス要件が定められています。
ただし、その内容は設立形態やライセンスによって異なります。
住所だけで足りるケースもあれば、デスク契約が必要な場合もあります。
業種によっては、実際のオフィスを構える必要があります。
オフィス要件は、毎月の固定費に直結する条件です。
「どこまで必要なのか」を事前に確認しておくことが重要です。
ドバイで実際に滞在しながら事業を行う場合、居住ビザが必要になることがあります。
ビザには、取得できる人数枠、ライセンスやオフィス規模との関係といった条件があります。
後から「人数分のビザが取れなかった」とならないよう、誰が、何人、どのビザを必要とするのかを先に整理しておきましょう。
法人を設立すると、税務や会計の対応が必要になります。
法人税の対象になるのか。
申告が必要なのか。
監査が求められるのか。
これらは、設立形態や条件によって異なります。
事前に確認しておかないと「想定していなかった手続き」が後から増えることがあります。

ドバイで法人を設立する魅力は、ただ海外に会社を作れることではありません。
日本と比べたときの税金の考え方や、海外向けビジネスを前提とした環境が整っている点が大きな特徴です。
ドバイの法人税の仕組みは、日本と比べてシンプルです。
条件によっては、税金の負担を抑えられる可能性があります。
UAEでは法人税が導入されています。
ただし、利益がAED 375,000までは税率0%です。
それを超えた分についても、税率は9%に設定されています。
日本の法人税と比べると、利益の金額によっては税率の差が大きくなることもあります。
また、フリーゾーンに設立した法人の場合、一定の条件を満たせば、対象となる所得に0%の税率が適用される仕組みもあります。
重要なのは「ドバイに会社を作れば自動的に税金がかからない」わけではないという点です。
設立する場所や事業内容、条件の満たし方によって、税金の扱いは変わります。
ドバイに法人を設立すると、日本国内だけに縛られずに事業を考えられます。
最初から海外市場を前提としたビジネスがしやすくなります。
ドバイは、中東・ヨーロッパ・アジアの中間に位置しています。
そのため、国際取引の拠点として使いやすい場所です。
海外に拠点を持つことで、取引先の幅が広がります。
将来の事業展開の選択肢も増やしやすくなります。
ドバイでは、英語での手続きや契約が一般的です。
海外送金を前提とした銀行の仕組みも整っています。
そのため、海外との取引や外貨を使ったビジネスでも、比較的スムーズに進めやすい環境があります。
特に、
・ITサービス
・コンサルティング
・貿易
・オンラインビジネス
こうした海外向けの事業では、ドバイの制度と相性が良いと感じるケースが多くあります。

一方で、ドバイで法人を設立する際には注意点もあります。
事前の理解が足りないまま進めると「思っていたことができなかった」という結果になることもあります。
ドバイで会社を作る場合、行う事業内容に合ったライセンスを取得する必要があります。
この選び方を間違えると、想定していた事業が認められないことがあります。
その場合、後からライセンスの変更や追加が必要になります。
「できると思っていた業務が、実は認められていなかった」というケースは、決して珍しくありません。
法人の設立自体は、比較的スムーズに進むことが多いです。
しかし、設立後の運用で負担を感じるケースもあります。
例えば、
・銀行口座の開設
・会計処理
・監査への対応
これらは日本と進め方が違うため、思った以上に時間や手間がかかることがあります。
設立だけでなく、その後の運営まで考えておくことが大切です。
ドバイでは「フリーゾーン法人」と「メインランド法人」とで、できる事業の範囲が異なります。
選択を間違えると「会社は作れたが、やりたい事業ができない」という状態になることがあります。
特に、ドバイ国内向けの取引を考えている場合は注意が必要です。
フリーゾーンでは、事業活動に制限が出ることがあります。

費用は一律ではありません。主に次の要素で大きく変わります。
一般的にはライセンス費用が中心で、プランによって幅が出ます。
そのため「初期費用がいくらか」だけで判断せず、次もあわせて確認しましょう。
見積もりを取る際は、以下をセットで確認してください。
初期費用だけを見て決めると、「想定よりランニングコストが高かった」となりやすいので注意が必要です。

ここからは、法人設立の流れを一本道で整理します。
順番を間違えると手戻りや追加費用が出やすいので、「なぜこの順なのか」も意識してください。
最初にやるべきことは、書類集めでも見積もり取得でもありません。
事業の前提条件を言語化することです。整理するのは次の3点です。
ここが曖昧だと、「設立はできたが想定していた活動ができない」「後からライセンス変更が必要」などのやり直しが起きやすくなります。
最重要はこのSTEP1です。
次にライセンスを確定します。ライセンスは「何ができるか」を定義します。ここでは次を意識してください。
「今はコンサルだけだが、将来は物販も検討したい」などの場合、選び方を誤ると再取得が必要になります。
“今だけ”ではなく、“数年後”を見越して選ぶことが損しないポイントです。
ライセンスが決まったら、申請に必要な準備に入ります。
住所は「住所だけで足りる」場合もあれば、デスク契約や実オフィスが必要な場合もあります。
ここを誤ると、後から追加契約や費用が発生しやすくなります。
準備が整ったら、実務手続きに入ります。
銀行は事業実態や資金の流れを確認します。
事業内容の説明資料や契約状況を整理しておくと、手続きが進めやすくなります。
法人設立はゴールではなくスタートです。設立後に必ず考えるべきなのが運用面です。
法人税は設立形態や条件で扱いが変わるため、「自分の会社がどうなるか」を早めに把握しておくことが大切です。

ドバイで法人を設立する場合、
「会社を作る手続き」だけでなく、その後の税金・契約・銀行口座・ビザまで考える必要があります。
日本とは制度が大きく異なるため、
必要なところだけでも専門家に相談しておくと、後からのやり直しや余計な費用を防ぎやすくなります。
ここでは、相談内容ごとに向いている専門家を分かりやすく紹介します。
DDCRESTは、コンサルティング事業として、ドバイ法人の設立および現地銀行口座の開設をサポートしています。
「不動産×法人設立」など 投資目的でドバイ進出を考える人 に適しています。
相談できる内容の一例は次のとおりです。
ドバイで 不動産投資と法人設立の両方を検討したい人に向いています。
公式サイト: https://ddcrest.com/
弁護士法人ネクスパート法律事務所は、日本の法律事務所を母体に、2022年にドバイのフリーゾーンで現地法人NEXPERT CONSULTING SERVICE FZCO(NCSF)を設立しています。
ドバイ法人設立に関して、次のようなことを日本語でまとめて相談できます。
「会社設立から、その後の運営まで一括で相談したい人」に向いています。
公式サイト: https://nexpert-law.com/web3/
岡本信吾公認会計士事務所は、日本とドバイ(UAE)両方の税金・会計に対応できる専門事務所です。
代表の岡本氏は現地での実務経験があり、法人設立だけでなく、その後の税務や移住手続きにも詳しい点が特徴です。
相談できる内容の一例は次のとおりです。
「税金や会計を中心に、ドバイと日本の関係まで含めて相談したい人」に適しています。
公式サイト: https://socpa.world
税理士法人ネイチャーは、日本国内を拠点に、法人税・資産税・国際税務を扱う税理士法人です。
ドバイ現地での設立手続きそのものを代行する事務所ではありませんが、「日本側の税金をどう考えるか」という点で強みがあります。
主に次のような相談に向いています。
「ドバイ進出後、日本の税金がどうなるかを事前に把握したい人」に有用です。
公式サイト: https://www.nature-inter.com/company/
ガルベラパートナーズは、税理士・社労士・行政書士など複数の専門家が連携するコンサルティンググループです。
ドバイを含む海外進出について、設立前の計画段階からまとめて相談できる点が特徴です。
相談できるポイントは次のとおりです。
「会社設立だけでなく、進出計画全体を整理したい人」に向いています。
複数の分野を一か所で相談したい場合にも便利です。
公式サイト:https://gerbera.co.jp
D TACは、法人設立やビザ申請などの実務を中心に支援する窓口です。
主なサポート内容は次のとおりです。
「何から始めればいいか分からない」「まず実務を進めたい」という段階の方に向いています。
公式サイト: https://dtacfzco.com

専門家に相談する前に、次の点を整理しておくと安心です。
少しでも不安がある場合は、早めに専門家へスポット相談することが、結果的に一番の近道になることも少なくありません。
A. 事業内容と設立形態によって必要要件は異なります。まずは「何をやるか」「どこで売るか」「ビザが必要か」を整理すると、自分に必要な条件が見えやすくなります。
A. パッケージや条件によって幅があります。初期費用だけでなく、更新費・会計税務・ビザ関連まで含めた年間コストで比較するのがおすすめです。
A. UAEには法人税制度があり、課税所得がAED 375,000まで0%、超過分は9%という枠組みが示されています。
フリーゾーンの0%も条件を満たす必要があります。
ドバイでの法人設立で損しないためには、手続きよりも最初の整理が重要です。
この順番を守ることで、余計な修正や追加コストを防ぎやすくなります。
少しでも不安がある場合は、税務・法務のプロへのスポット相談が、結果的に一番「損しない」選択になることも少なくありません。
ドバイにおける不動産開発を政府やデベロッパーと共に、積み重ねた実績と戦略コンサルティングを通じて、お客様の資産をより強固で、価値ある未来を提供します。